レビュー(Amazon.co.jp)
「Sugar High」以来、じつに4年10ヶ月ぶりとなる4thアルバム。「傷口を照らす光が欲しい」「私はまだ死んではいない」というあまりにも切実なフレーズを持つ「Angelina」など、(自分の嫌な部分を含めて)内面をしっかりと見据えたうえで生み出される楽曲は、さらに深みを増している。しかし、本作は決して"重くてシリアス"というだけの作品ではなく、カントリー/フォークのエッセンスを感じさせるサウンドのなかで「人生は長いのだろう」と歌われる「Sweet Rosemary」(彼女自身、"この曲はすごく好き"と発言している)に象徴されるように、"生きる"ことに対する真摯な気持ちもしっかり込められていて、聞き終わった後はむしろ暖かい印象を受ける。ジョニ・ミッチェル、キャロル・キングなどにも通じる、スタンダードな手触りのメロディも素晴らしい。「everyhome」「僕等 バラ色の日々」をはじめ、すべての楽曲のプロデュース/編曲を小林武史が手がけている。(森朋之)
カスタマーレビュー
おすすめ度:
ん〜・・ 
(2007-11-19)
鬼束ワールド全開のアルバムではありません・・。一風変わった鬼束の曲が入っています。小林さんの編曲も曲もいいのですが、個人的にはもうちょっと鬼束ワールドな曲を入れてほしかったのと、全体的に少し音程をとるだけでいっぱいいっぱいな感じがするので★4つです
聴くほど…… 
(2007-11-13)
はじめ、凡作と思いましたが、聴くほどに意味がより理解できてくる奥深さがあり、そういう意味ではとても興味深いアルバムです。
MAGICAL WORLDは、はじめのうち聞き流していましたが、いまでは、「大変な名曲なのでは?」と思っています。
これからも新たな魅力を見せてくれるであろう本アルバムを、期待も込め、最高の評価としたいと思います。
祝、復帰作 
(2007-11-13)
先ずは5年近くのブランクを越えてこの天性の歌姫が新たな力作を発表したことを祝いたい。長期の休養にも関わらず、一聴したところ前作とのギャップはむしろ少ない。作品全体の明るい印象は1曲目と3曲目の曲調によるものだろうが、終盤9曲目、11曲目辺りで暗く落ち込んでいく。ジャケ写は『Shugar High』からナチュラル路線に戻ったようだが、こちらの方が彼女自身のイメージに近いのだろう。
ダイヤモンドの原石のような才能の煌めきは至る所に見出せるが、アルバムとしてはいささか取っ散らかった印象で、10曲目のような不要曲もある。鬼束の紡ぐ言葉は「天から降りてくる」そうだが、彼女の資質はジョン・レノンに近いとも思う。次作への期待を込めて★4つ。
聴けば聴くほど 
(2007-11-11)
最初聴いたときは、他の方々がおっしゃってるように声に力がないように感じました。でも、不思議なことに何回か聴いてるうちに、また聴きたくなると思わせるアルバムであることに気付きました。それは今回のアルバムは鬼束さん自身が表現したいと思っていることと、このアルバムの内容が心の奥底で一致しているからではないかと自分自身は思いました。生身の人間として、今感じていることを正直に鬼束ちひろが表現しているのではないかと思います。なので、今回のアルバムは今までのものとは違い、どこか「これから自分はこう生きる」ということを強くイメージさせてくれます。
認めて 受け容れて 
(2007-11-11)
苦しんで、もがいて、哀れな醜い自分を受け容れて。
そうすれば、少しは視界が広くなるのかもしれない。
そうすれば、拾いたいものや寄り添いたいものが見つかるかもしれない。
いつかきっと、受け容れられなかった自分と手を繋いで歩き出せるかもしれない。
そして焦らなくても、今を感じて生きていれば新しい次が来るだろう。
知って、認めて、受け容れて。