レビュー(Amazon.co.jp)
6代目ジェームズ・ボンドに抜擢されたダニエル・クレイグが初登場。ボンドが「007」の称号を与えられるスパイ誕生秘話が描かれ、シリーズの再スタートを予感させる21作目。キャスティング時に不安視されたクレイグのボンドは、予想以上に役にハマっており、これ以前の数作、やや時代とミスマッチだったボンドのイメージを覆すことに成功した。原作も、イアン・フレミングがボンドを初登場させた一編。ボンドがカジノのポーカー勝負で悪の商人から大金を巻き上げるという任務を軸に展開していく。
アクションも過去数作とは違って、生身の肉体技を重視。高さ数十メートルのフォークリフト上での追走や、ベネチアの運河に沈みゆく建物内での銃撃戦など、その迫力と緊迫感は満点だ。クレイグも肉体の動きを存分に駆使している。ヒロイン、ヴェスパーの役割もシリーズの中では異色。彼女とボンドに育まれた愛が、ボンドが007になった後の人生に深い影響を与えたことが描かれ、感慨深い。シリーズに興味がない、あるいは興味が失せてしまった人にとっても、1本のアクション娯楽作として存分に楽しめる仕上がりだ。(斉藤博昭)
カスタマーレビュー
おすすめ度:
ダニエル・クレイグ=J.BOND 
(2007-06-04)
久しぶりにスパイ映画を観たとゆう印象です。ブロスナンのボンドはとてもスマートで良かったのですが、ストーリーに無理がありました。特に前作の「ダイ・アナザー・デイ」は「ムーンレイカー」と同じ路線でしたので、心配していました。
しかし、そんな不安を今回の「カジノ・ロワイヤル」は一掃してくれる快作だと思います。特にタイトルにもあるカジノでのシーンは手に汗握るシリアスな場面の連続です。
007シリーズで久しぶりに満足の出来る1本だと思います。これだけクレイグ・ボンドと脚本が良いと次回作も期待してしまします。
やはりスパイ映画には、この"緊張感"が必要でしょう♪ 
(2007-06-03)
今までの007とは一線を画したリメイク―新生007といった感じ
ピアース版007が特に顕著でしたが、今まではアクションに主軸が置かれ大胆だったり大規模なのに内容自体は単純な物が多かった気がします
今回の"カジノロワイヤル"は、アクション映画でありながらストーリーで勝負していく感がありましたね♪
従来のような派手なアクションは基本、最初の追走シーンなどに抑えられています
後は、地道な捜査に始まり、テロ組織の運用費を巡る大金を賭けたポーカー勝負、そして心理戦…
スパイがカジノで活躍という辺り微妙に疑問なところではありますが、概ね「これぞスパイ映画!」といった緊張感に満ちたストーリーは非常に好感が持てます♪
さらに、単純なようでそうではない…一筋縄ではいかない展開も良かったです
解決しても次々と浮かび上がる疑惑に疑惑…
最後の最後まで、飽きることなく楽しませてくれます
007はアクションを抑えても、ストーリーを練ってやればいくらでも秀作になると再証明してくれた一作だと思いました♪
これぞボンド映画! 
(2007-06-03)
うなぎのぼりの興行成績に反してどんどん醜くなっていったピアース・ブロスナン時代の『007』に比べると、ホントに一級品の作品です!
新鮮なのがやはりダニエル・クレイグ。実は見る前は「なんでダニエルがボンドなんだよ・・・」なんて正直思っていたのですが、映画開始わずか5秒ぐらいですっかり虜。派手派手一直線だったピアース・ブロスナン時代に比べて、大人でシックで無駄なアクションなんかはすべて抑え、しっかりストーリーで勝負している感があります。
やっとあるべき姿の『007』に気がついてくれてありがとう!
新ボンドは一味も二味も違います!! 
(2007-06-03)
完全に好みが分かれると思われる新ボンド役のダニエル・クレイグ。
観るまでは007らしさが失われたような印象を持っていましたが、実
際に観てみると、これが素晴らしい。兎に角、今までのボンドには
ない眼光の鋭さがあり、かなりクールガイでした。ポーカーのシーン
は特にカッコイイです。
今回はボンドが00(ダブルオー)取得前、そして取得直後という事も
あり、失敗そして冷静さがかけている部分が見え隠れするのですが、
それすらカッコイイのですから。(笑)
そして、ダニエル・クレイグだけが良いのではないのです。映画とし
ての作りが素晴らしい。冒頭のシーンからラストシーンまで一気に
観れてしまいます。特にラストシーンはニヤリとしてしまいますよ。
これまでの007が好きな人、そして逆に合わなかった人、全ての人に
オススメ出来る良質の映画でした。是非。
大人の魅力満載の007 
(2007-06-03)
ピアース・ブロスナンからバトンタッチしたダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドがどのようなものか期待しながら観たが、予想以上の出来だった。何といっても今回の007は大人の魅力がいっぱい。007の必須アイテムであるアストン・マーチンとの出会いや、原作で超有名なった独特なドライ・マティーニ(この作品のジン3、ウォッカ1、キナ・リレのベルモット1/2をシェイク。薄くきったレモンの皮を入れる。原作では深いシャンパングラスに注がれている。)をカジノで注文するシーン等細部にいたるまで原作に忠実に大人魅力で溢れている。
そして、物語の中心となるカジノロワイヤルでのポーカーのシーンはアクション満載のいままでの007と一線を画しているように思える。カジノでのダニエル・クレイグとエヴァ・グリーンの会話にはポーカーでの緊張感ある対決を引き立たせる駆け引きに似たやり取りが繰り広げられ、観ているものがゲームの参加者として彼らの会話や仕種に見とれてしまうようだ。ただ、終盤急展開する2人の関係はラストのオチが透けて見える部分はあり残念ではあるものの、今までにない007の内面も見ることができる作品に仕上がっている。
パルクール(アクロバット的なジャンプ)を駆使したアクション等アクションシーンにも工夫がなされているが、それより大人の魅力、大人の駆け引きをこの作品では堪能して欲しい。
DVDの特典映像も面白く、パルクールを駆使したアクションシーンのメイキングも面白いが、何と言っても1作目のウルスラ・アンドレスからのボンド・ガールの変遷が記録されたドキュメンタリー「ボンド・ガールは永遠に」は特に面白かった。